記念館「三笠」 Memorial Ship MIKASA

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落合 畯 氏講演会「心と技の継承」を開催しました

本日(6/24)、記念艦三笠の講堂において湾岸戦争後のペルシャ湾掃海任務の指揮官として活躍された落合 畯 氏の講演会「心と技の継承」が開催され多くの方に来艦いただきました。

ご存知の方も多いかと思いますが、落合氏は第二次世界大戦末期の沖縄防衛戦において活躍され最後に有名な「沖繩縣民斯ク戰ヘリ 縣民ニ對シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」を打電した太田 實沖縄根拠地隊司令官のご子息です。

 講演では海上自衛隊初の海外派遣となったペルシャ湾での掃海作業において日頃の訓練成果という裏付けがあればこそ全員事故もなく任務を全う出来たことが、先人からの良き伝統の継承によるものであることを分かり易く説明されました。

また日本から寄贈された大漁旗をマストに掲揚し掃海作業を行ったところ他国の掃海部隊も「機雷一層」の意味で箒をマストに掲げたこと、湾岸戦争10周年でクウェート政府からの招待で当時の国家指導者・指揮官が一同に会した席では国王拝謁の順番が米英に次いで三番目であったこと等、さまざまな興味深いお話を伺うことが出来ました。

  夜間に炎上するクウェートの油田       靄の中を進む掃海艇

  マストに掲揚された大漁旗